スタッフブログ

〜清水、庭を征く〜4

現場で感じた「引き算の美学」

 

こんにちは、清水です。

 

今日は川端邸での作業について書きたいと思います。造園の仕事を始めて数ヶ月が経ちますが、最近ようやく「庭づくりは足し算だけじゃない」ということが実感として分かってきました。

 

この日の作業は、庭木の剪定と不要な枝の処理がメインでした。朝、現場に到着してまず全体を見渡したとき、正直どこから手をつけていいか迷いました。でも、優希さんから「まずは全体のバランスを見て、邪魔している枝から処理していこう」とアドバイスをもらい、作業の方向性が見えてきました。

 

剪定作業をしていて気づいたのは、「切る」という行為が単なる削減ではなく、むしろ庭全体を生かすための選択だということです。不要な枝を取り除くことで、残った枝葉に光が届き、風通しが良くなる。これって、前職の工場での品質管理と似ているなと感じました。無駄を省くことで、全体の質が上がる。そんな共通点があるんです。

 

午前中は吉岡さんと一緒に剪定を進めました。吉岡さんの手際の良さには毎回驚かされます。どの枝を残してどの枝を切るか、一瞬の判断で決めていく様子を見ていると、経験と知識の積み重ねがこういう技術になるんだなと実感します。自分も少しずつ、その感覚を身につけていきたいです。

 

お昼休憩のとき、優希さんから「清水は丁寧だから、もう少しスピードを意識してみるといいよ」と言われました。確かに、慎重になりすぎて手が止まってしまうことがあります。でも、これは悪いことではなく、今の自分に必要な段階なんだと前向きに受け止めています。丁寧さを保ちながら、少しずつスピードアップできるように意識していこうと思います。

 

午後からは、切った枝の片付けとダンプへの積み込み作業でした。この作業、地味に見えますが、実は結構重要なんです。次の日の作業がスムーズに進むかどうかは、この片付けの質にかかっています。積み込みの順番や、道具の配置ひとつで、翌日の朝のスタートが全然違ってくる。こういう細かい配慮が、現場全体の効率につながっていくんだなと感じました。

 

作業を終えて改めて庭を見たとき、朝よりもすっきりとした印象になっていることに気づきました。庭木の形が整い、全体のバランスが良くなっている。この「変化」を目の当たりにできるのが、造園の仕事の面白さだと思います。

 

まだまだ学ぶことばかりですが、一つひとつの作業を通じて、少しずつ造園の本質が見えてきている気がします。これからも、現場での学びを大切にしながら、成長していきたいと思います。